社会人になって本を読まなくなった理由|『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』感想


社会人になって読書しなくなったなぁ…

いつから本読んでないんだろう…
もねは学生の頃、週に4〜5冊の本を読んでいましたが、社会人になってからは月に1〜2冊に…。
「なんで読まなくなったんだろう?」と疑問に思っていたときに出会ったのが、三宅香帆さんの 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書) でした。
この記事では、自分の体験と重ねながら、この本を読んで気づいたことをまとめていきます。
学生時代は本が生活の一部だった
本をよく読んでいたのは学生時代。コロナ禍で外出が減ったこともあり、自然と家で本を開く時間が増えました。週に4〜5冊は読んでいて、特に小説が中心でした。
読んだ本はメルカリで売買。人気作なら定価に近い値段で売れるし、梱包もビニール袋+封筒で済むので簡単。
そんなふうに「読書が生活の一部」になっていました。
社会人になってからの変化
社会人になった今、読書量は月に1〜2冊ほど。代わりに増えたのは、YouTube・アマプラ・SNS。

「時間がないから」じゃなくて、ついスマホを開いてしまうんですよね…
仕事の後は疲れているし、ベッドで動画やSNSを見てしまう…。本を読むよりも気軽でわかりやすいから、どうしてもそちらに流れてしまいます。
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』要約
この本を読んで、読書ができなくなった理由がはっきり見えてきました。
- 「時間がない」は本質じゃない
→ 問題は「情報」と「知識」の違い。ネットでは欲しい情報だけすぐ得られるけど、それは知識にはならない。 - SNSや動画は“釘付け”にされるよう設計されている
→ 要約的でわかりやすく、ついそちらを選んでしまう。 - 本の役割は“知識”を積み上げること
→ 情報は一瞬で消えるけど、知識は自分の思考を深める糧になる。 - 結論:半身社会を生きること
→ 仕事や家事に「全身」を注がず、趣味・学び・休息など複数の居場所を持つことで、本を読む余裕も生まれる。
私自身の気づき
これまで「時間がないから本を読めない」と思っていました。
でも本当は…

本より楽なコンテンツを選んでいただけだったんです…
SNSや動画は便利ですが、それは「情報の消費」でしかありません。
本を読むことで、自分の考えを整理したり深めたりする“余白の時間”が得られます。
三宅さんが提唱する「半身社会」という考え方をヒントに、私も読書の居場所を少しずつ取り戻したいと思いました。
これからの読書習慣
私が取り入れたい工夫はこんな感じです。
- 寝る前の30分はスマホではなく本を読む
- 休日の朝、コーヒーを飲みながら1章だけ読む
小さな習慣なら続けられそうだし、本はメルカリで売ればコストもかからないので気軽に始められます。
まとめ
- 社会人が本を読まなくなるのは「時間がないから」ではなく「情報の取り方が変わったから」
- SNSや動画は便利だけど、本は“知識”を深める贅沢な時間
- 「半身社会」を意識すれば、本を読む余裕も作れる
学生時代のように週に何冊も読むのは難しいけれど、月に1冊でも「考える時間」を確保していきたいと思います。
