【新卒3年目のリアル】大学の専攻と違う職業に就いた話|理系修士の私がSEになった理由


大学の専攻と関係ない仕事ってどうなんだろう…?

好きで選んだ専攻だけど、仕事にできなかった…これって失敗?
そんなふうに感じている人に向けて、理系修士卒のもねが専攻と違う職業に就いたリアルな体験をまとめてみました。
就職活動、うまくいかなかった話
私は大学院まで進み、理系の研究をしていました。専攻はそこそこ好きで、自分なりに一生懸命取り組んでいたと思います。
当然、就活でも専攻に関連する業界を中心に受けていました。ですが、結果はまさかの「全落ち」。
落ち込む時間もあまりなく、採用をいただいた企業に入社を決めました。
その企業はSE(システムエンジニア)職。専攻とは少しズレていましたが、大学時代に軽くプログラミングに触れていたこともあり、「まったく未知の世界」ではなかったのが救いでした。
専攻と違う職業、実際どう?
今の仕事は、大学の専攻と完全に一致しているわけではありませんが、プログラミングやロジカルシンキングなど、1〜2割ほど重なる部分があると感じています。
もちろん、最初はかなり苦労しました。

会議での専門用語が分からない…
前提知識が足りなくて、話についていけない…
そんな場面が何度もありました。そのたびに、自分で調べて、勉強して、なんとかキャッチアップしています。
「専攻と違う=不利」とは限らない
働いてみて気づいたのは、たとえ専攻と合っていたとしても、仕事のすべてが専攻分野とは限らないということ。
例えば、私のSEの仕事でも、
- 会議でのコミュニケーション
- お客様対応
- 業務フローの改善提案
- 資料作成・プレゼン
こうした業務が、技術業務と同じくらいの比重を占めています。むしろ多いかも?
専門知識だけでなく、「人とのやりとり」「伝える力」などの汎用スキルも求められる場面が多いのが現実です。
「好き」より「できる」で選ぶ人も多い
就活中、「好きなことを仕事にしよう」と思っていた私ですが、実際に働いてみて感じるのは、
好きだからやる、ではなく
できるから続けている
という人が意外と多いということ。

仕事は「自分が得意なこと」で貢献できるほうが、ストレスが少ないかも。
だからこそ、専攻と職業がズレるのは、ある意味ごく自然なことなのかもしれません。
まとめ:専攻と違っても、働ける
現在の業務では、技術的な仕事が全体の5割程度。大学の専攻が直接役立つ場面は限られていますが、「わからないことは学ぶ」「人に聞く」「地道に慣れる」ことで、少しずつ戦力になっていけると感じています。
確かに、専攻と一致していれば理解が早いなどのメリットもあります。でも、違っていたとしても、やっていけるというのが私の実感です。
これから就活する方や、今の仕事にモヤモヤしている方へ。
「専攻と違う=失敗」ではありません。
あなたの可能性は、思っているよりずっと広がっているかもしれません