【新卒3年目のリアル】大企業に入社して感じたメリット・デメリットを正直に語ります


就活中だけど、大企業かベンチャーか迷ってる…リアルな声が知りたい!

大企業っていいイメージあるけど、実際のところどうなんだろう…?
今回は、新卒3年目として大企業に入社したもねが、実際に働いて感じたリアルなメリット・デメリットをまとめました。
就活中は「安定してそう」「福利厚生がよさそう」などのイメージで大企業を選びましたが、実際に入社してみると、想像と違う部分もたくさんありました。
正直な感想を、等身大の目線でお届けします。


大企業の定義
「大企業」という言葉はよく聞きますが、明確な定義は実はさまざまです。
多額の資本金を有し、多数の従業員を雇用する大規模な企業。
たとえば、
- 日銀短観では「資本金10億円以上」
- 厚生労働省の調査では「常用労働者1,000人以上」
とされています。

私の勤務先もこの基準を満たす、いわゆる「ザ・大企業」です。
大企業に入社して感じたメリット
1. 福利厚生・待遇は本当に手厚い
- 新卒1年目から有給休暇がフルで付与される
- 同世代と比べて高水準の給与
- 業務に関係する資格なら費用補助あり
- 家賃補助制度あり
- 年間休日も多く、まとまった休みが取りやすい
特に有給の取りやすさはありがたく、「大企業でよかった」と感じる一番のポイントかもしれません。

有給取得の際に理由は聞かれず、業務調整を行えば気軽に休めます!
2. 多様な人材と働ける環境
- 国籍・人種・経歴の違う社員が多数在籍
- キャリア志向もさまざま(マネジメント志向・専門職志向)
- 部活動や社内コミュニティも豊富
人間関係が幅広く築けるため、自分に合った人や考え方に出会いやすい環境です。
ただし、合わない人もゼロではないのが現実です。
3. 社会的信用が高い
「大企業勤務」と言うだけで信頼される場面は多く、住宅ローン審査などでもプラスに働くようです。
また、家族や親戚も安心してくれている様子を見ると、ネームバリューの大きさを実感します。

祖父母は就職が決まったとき、とても嬉しそうでした!
大企業で感じたデメリット・違和感
1. 研修がとにかく多い
入社時から長期の研修が続き、配属後も定期的に「これは必要なのかな?」と思うような研修が入ってきます。

「育成に力を入れている」と言えば聞こえはいいですが、実務とのギャップが気になります。
他社に就職した友人と比べても、研修の多さはダントツです。
2. 「資格取得」に対する圧が強め
評価制度に資格が絡んでいるため、1on1や年度の面談でも毎回のように資格取得を促されます。

A資格、取得しました!

次はB資格とC資格もお願いね。

えぇぇ…資格取得ばっかり…
もちろんスキルアップは大切ですが、
「もっと現場で経験を積んだほうが良くない?」と思う場面も…。
3. 残業量は部署で全然違う
私自身、社内異動を経験していますが、
- 前の部署:毎月40時間近くの残業
- 今の部署:定時退社もでき、資格の勉強時間も確保可能
同じ会社でも、部署によって働き方が全然違うと実感しています。

平均残業20時間です(会社説明会)

え、私の配属先は毎月40時間超えなんだけど…
会社説明会で提示される残業時間はあくまで「全体平均」なので、あまり鵜呑みにしないほうが良いかもしれません。
部署によって働き方は大きく異なりますし、「配属ガチャ」要素もあります。
4. 意思決定がとにかく遅い
小さな判断でも、
チーム内→課長→部長→本部長…と多段階の承認フローが発生しがちです。

○○を実施したいので承認をお願いします。

わかりました、部長に確認しますね。
1週間後…

本部長にも確認する必要あるみたい…
1か月後…

まだ承認下りませんか…
スピード感を持って仕事を進めたい人にとっては、ストレスになるかもしれません。
5. 若手の裁量は「人とチーム次第」
自分からどんどん発信できる人は、裁量をもらいやすい傾向があります。
しかし、配属されたチームによっては「指示待ち仕事」ばかりというケースも。
私の同期にも、やる気があるのに業務内容が決まった作業ばかりで、活躍の機会を得られていない人がいました。
6. 社内ニートの存在は正直ある
「この人、何してるんだろう?」と思うような人も正直います。
特別なスキルが必要な仕事でなくても、やたら時間をかけている人がいたり…。
それでも給料はきちんと支払われている。
これが“日系大企業らしさ”なのかもしれません。
7. 評価制度に納得感がない
- 成果だけで評価されるわけではない
- 年功序列が根強い部署もある
- 評価分布(例:5段階評価で真ん中が多くなる)に縛られる

△△の改善に成功しました!

本当は高く評価したいけど、上位は空きがなくて…
「実力でしっかり評価されたい」と思う人にとっては、モヤモヤが残るかもしれません。
大企業に向いている人・向いていない人
向いている人
- 安定した環境で働きたい
- 福利厚生や待遇を重視したい
- 広い社内コミュニティで関係構築したい
向いていないかもしれない人
- 自分の裁量でスピード感を持って働きたい
- 実力主義で評価されたい
- 変化のある環境でチャレンジしたい
まとめ
「大企業に入れば安泰」と思っていた私ですが、実際に働いてみてわかったのは、
「どこで働くか」より「どう働くか」が大事ということでした。
待遇や安定感は確かに魅力ですが、それ以上に、
- 自分が成長できるか
- モヤモヤを受け流せるか
という視点も大切だと感じます。
これから就職や転職を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。